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2019年11月19日 火曜日

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箆柄暦『七月の沖縄』2019 「琉球古典音楽 歌鎖~うたぐさり~」「琉球舞踊 蓬莱~ほうらい~」東京公演

《Piratsuka Special Interview》

琉球古典音楽 歌鎖~うたぐさり~
琉球舞踊 蓬莱~ほうらい~
東京公演

~伝統を継承しつつ、新境地に挑む~

琉球古典音楽と琉球舞踊は、沖縄独自の歌舞劇「組踊」と同様、琉球王朝時代に宮廷芸能として発展してきた伝統芸能だ。現在もその歴史と伝統を受け継ぐべく、若手からベテランまで多くの実演家が日々研鑽に励み、折々の舞台でその成果を発表している。

中でもこの夏注目したいのが、30~40代の実力派が流会派を超えて集結し、7/13(土)と7/14(日)に東京で上演する、琉球古典音楽と琉球舞踊のダブル公演「歌鎖」「蓬莱」だ。共に沖縄では複数回の公演を成功させており、今回が初の県外公演となる。今回は各チームの中心メンバーに、それぞれの舞台を立ち上げた背景や、各公演の見どころ、当日に向けての意気込みなどを語ってもらった。

●野村流4名+安冨祖流4名が、流派を超えて集結

—-ではまず、昼公演となる琉球古典音楽「歌鎖」について、リーダー格の新垣俊道さんにお伺いします。「歌鎖」は2015年7月に、沖縄県立芸術大学で琉球古典音楽を学んだ卒業生8名が集まって立ち上げた企画だそうですね。今年で5年目を迎えるとのことですが、どういったきっかけでこの公演が始まったのでしょうか。

新垣 最初は(歌鎖メンバーの)玉城和樹さんと僕が、何かの公演の打ち上げで一緒になったとき、「今度一緒に(演奏会を)やろうよ」って話になったのがきっかけです。

僕は野村流、玉城さんは安冨祖流で、同じ琉球古典音楽でも流派が違うんですが、僕らはもともと地元が同じ(南城市大里)で、高校も一緒(南風原高校郷土文化コース)、県立芸大卒業後は国立劇場おきなわの組踊研修生の一期生同士で、前々から交流があったんですね。で、最初は「ライブハウスみたいなところで気軽にやろうか」って話だったんですが、せっかくやるんなら企画にかかる労力は同じなので、しっかりした場所で、ちゃんと見てもらった方がいいんじゃない?ってことになって。それで、僕と玉城さんがそれぞれの流派内で声かけして、野村流4名、安冨祖流4名のメンバーが集まりました。

—-流派が異なるメンバー同士で一緒に公演を行うのは、珍しいことですよね。

新垣 琉舞や組踊の地謡(じうてー:歌い手)として、同じステージで演奏する機会はよくありますが、純粋な「琉球古典音楽の公演」としては、(別流派同士の共演は)なかなかないですね。自分では、前々から漠然と「流派を超えた活動もしてみたい」と思っていたし、先生方からも「どんどんやりなさい」と言われていたんですが、以前はなかなか実現するチャンスがなくて。でも、自分も芸歴を積んで、歌い込みもしてきて、楽曲のレパートリーも増えるにつれて、そういう活動もできる時期に入ってきたかな、と。

—-それが今から5年前、「歌鎖」を立ち上げたときですね。「歌鎖」というタイトルの由来はどこから?

新垣 もともとは和歌の世界で、「前の歌の下の句の音を、次の歌の最初において詠み続ける」という遊びがあるんです。それを琉球古典音楽の演奏に取り入れてみよう、と思って名付けました。

たとえば今回のプログラムでは、第一部は幕開けに「コハデサアブシ」を披露した後、「仲風節」の独唱をいろいろなバリエーション(本調子、二揚、下出し等)で独唱します。第二部は「歌鎖」として、伊集之木節、平敷節、遊諸鈍節、綾蝶節などを歌いつなぎ、締めに「よしやいなう節」を歌います。

選曲の際は、テーマに沿った曲を全部ピックアップしたうえで、皆で話し合いながら、曲順と歌い手を決めていきます。この曲は独唱がいいか斉唱がいいか、歌い方は野村流でいくか安冨祖流にするか、それぞれ検討して。曲によっては、テーマに合わせて歌詞を変えることもあります。琉球古典音楽は、メロディはきっちり決まってるんですが、歌詞は琉歌のサンパチロク(八・八・八・六の文字の組み合わせ)であれば、何を乗せてもOKなので。

—-野村流と安冨祖流では、歌い方が違う曲もありますよね。一緒にやるのは大変なのでは?

新垣 いや、そこはそうでもないです。合わせられる曲はしっかり合わせますし、合わせられない曲は一緒にはやらないようにしています。無理に合わせても、お互いの良さを殺し合ってしまいますから。

●琉球古典音楽の、音楽的魅力を最大限に引き出したい

—-「歌鎖」では、一般的な琉球古典音楽の演奏会と違って、箏や胡弓、太鼓などは使わずに、歌と三線だけで演奏していますね。このスタイルに決めた理由は?

新垣 琉球古典音楽を純粋な「音楽」としてやってみたい、そしてその音楽的魅力を最大限に引き出したい、という思いからです。僕らは普段、組踊や舞踊の地謡として演奏することがほとんどなので、舞台上には常に立方(踊り手)さんがいるし、三線以外の伴奏楽器もたくさんあります。そうすると、お客さまは立方さんや伴奏楽器も含めて、総合的に舞台を見ることになる。若い頃はむしろ、そういった場で組踊や舞踊の地謡を務めることに対する憧れが強かったんですが、年齢と経験を重ねるにつれ、自分の原点でもある「音楽」だけを舞台の上で演奏してみたい、と思うようになりました。

—-地謡としての演奏と、「歌鎖」での演奏は、まったく違うものですか?

新垣 はい、ぜんぜん違います。普段は僕らも、立方さんの踊りや演技を見ながら「いい踊りだな、いい演技だな」と思って、その踊りや演技に乗せられるような感じで演奏しているんです。でも「歌鎖」では、立方さんはいないし他の楽器もないから、歌三線だけで曲の世界観を作っていかなくちゃならない。それはとても大変なんですが、そのぶんやりがいがあるし、客席にも曲の魅力がしっかりと伝わっていると感じます。実際に第1回目の公演では、お客さまの反応がとてもよくて、拍手も多かったので、「しっかり見ていただいてるんだなあ」と感激しました。

—-そのようにして新垣さんが「伝えたい」と思う琉球古典音楽の魅力とは、ずばり、何でしょうか。

新垣 うーん、何でしょうね(笑)。年代によっても感じ方は変わってくると思いますが、やっぱり琉球古典音楽といっても、歌われている内容は今も昔も変わらない、人の心の悲しみや喜び、つまり人間の感情なので、そこに共感する部分はあるのかなと。あと、琉球古典音楽は民謡などと違って、歌い方や三線の弾き方などにきちっとした決まりがあって、制限された中で表現する芸能なんですね。ルールが決まっている中で、その魅力を自分なりにどう表現していくか。そこが難しいぶん面白いし、奥が深いと感じます。

—-ちなみに「歌鎖」は、毎年7月上旬に「七夕歌会」として開催していますが、開催時期を七夕にしたのは、何か理由があったのでしょうか。

新垣 いや、特に理由はないです(笑)。そもそも、最初は「毎年やろう」なんてぜんぜん考えてなかったし、こんなに長く続けられるとも思ってませんでした。

—-では、これまで5年にわたって公演を続けてこられたのは、なぜだと思われますか。

新垣 やっぱり、公演に手応えを感じたからでしょうね。僕らは普段は組踊や琉舞の地謡として、依頼を受けて演奏することが多いんですが、そういう場では演目はあらかじめ決まっているし、メンバーも毎回違う顔触れが集まります。でも「歌鎖」のような自主公演では、8人が一つのチームとして、一体感を持って舞台に臨めるし、演目も自分達で選ぶことができます。誰が何を歌うか、互いの思惑を探り合いながら決めるのも楽しいですよ(笑)。若手メンバーは僕らより6~7歳年下ですが、彼らも自分の考えは遠慮なく主張してくれるので。

あと、この公演をやることで、琉球古典音楽も「見せ方」を工夫すれば、もっと面白く聞いてもらえるんだな、ということが再発見できたように思います。たとえば、何かテーマを決めて曲を組み合わせることで、それぞれの曲に新しい発見があったりとか、歌い手によって曲の雰囲気が変わることに気付いたりとか。流派ごとの演奏会では、決まった演目を並べてただ歌うだけ、という形になりがちですが、歌い手がしっかりと意図を持って取り組めば、演奏するほうも聴くほうも、もっともっと楽しくなると思うんです。それによって、琉球古典音楽をやる人が増えていったらいいな、と思いますし、そういった経験は、最終的には普段の地謡活動にも生かされていくと思うんですね。

その意味では「歌鎖」は、自分たちの足下を固めるというか、個々の歌い手としての成長につながるような公演になっているのかな、とも思います。僕自身も数年前に独演会をやりましたが、それも「歌鎖」を始めたことが一つのきっかけになった、といえるかもしれません。

—-では今回、初の県外公演を東京で行うにあたっての抱負をお聞かせください。

新垣 舞踊や組踊とのセットではない、琉球古典音楽だけの演奏会は県内でも数少ないので、東京でどういうふうに受け止めていただけるか、とても楽しみです。県外で「沖縄の音楽」というと、民謡や島唄ポップスのイメージが強いと思うんですが、この公演を通じて、沖縄には「琉球古典音楽」という素晴らしい音楽もあることを、県外の方に知っていただけたら嬉しいですね。

●衣装なし、化粧なしの「素踊り」にチャレンジ

—-では次に、夜公演の「蓬莱」について、中心メンバーである阿嘉修さんと、嘉数道彦さんに伺います。「蓬莱」は初演が2017年春で、今回の東京公演は通算で4回目となるそうですが、立ち上げのきっかけは何だったのでしょうか。

阿嘉 最初のきっかけは、日本舞踊の「素踊り」です。日舞には、立方が衣装を着けず、化粧もせずに踊る「素踊り」というスタイルがあるんですが、あるとき坂東玉三郎さんの素踊りを見て、衝撃を受けまして。琉球舞踊の場合、舞台では男や女、老人や若者の扮装をしたうえで、それぞれの踊りを踊るので、衣装も化粧もなしで、1曲の中でいろいろな人物を踊り分けることって、なかなかないんです。これを琉球舞踊でもやってみたいな、と思いました。

それで(蓬莱のメンバーとなる)嘉数さんや佐辺良和さんと、「いずれこういうのもやりたいね」って話してたんですが、2015年夏に「歌鎖」の第1回公演を見て、「こんな舞台ができるのか」と、また衝撃を受けまして。舞台上にあるのは歌だけなのに、踊りを想像させるというか、僕自身が「踊りたい」と思ってしまって。「歌だけでこんなに表現できるんだ」と感動したし、同時に「どこかから依頼が来るのを待っているだけでは、こういう舞台はできないな」と思いました。

それで、嘉数さんと佐辺さんと3人で相談して、「自分たちもやりたいことをやろう、いま自分たちにできることをやろう」と決めて、普段から付き合いのある立方の後輩も3人誘って、男性舞踊家6人で「蓬莱」を立ち上げたんです。あんまり人数が多すぎても意見が割れるので(笑)、6人がちょうどいいかなと。

—-素踊りというのは、それまでの琉球舞踊には存在しなかったのでしょうか。

嘉数 古典舞踊を衣装や化粧なしで踊ることはありますが、素踊りのために(いろいろなキャラクターが混在する)作品を新しく作るというのは、とても珍しい試みだと思います。私たちが作った「蓬莱」は約25分の演目で、新しく作った素踊りに、古典踊りを少しアレンジしたものを加えて、1曲にまとめています。

—-実際に素踊りにチャレンジしてみて、いかがでしたか?

阿嘉 まず最初にぶつかったのが「素踊りでは、思うように表現ができない」という壁でしたね。素踊りは衣装や化粧がないぶん、踊りそのもので(人物の思いを)きちんと表現しないと、見る人に伝わらないんです。それまでの自分が、いかに衣装や化粧に頼っていたかを思い知りました。1曲の中で男や女を瞬時に演じ分けるのも難しいし、だからこそ面白くて勉強にもなるんですが、結局、初回は思い通りには踊れませんでしたね。自分たちでも満足できなかったので、「また来年もやろう」となったんです。

嘉数 実際、舞台に素のまま出て行って、男性の踊りや女性の踊りを踊り分けるというのは、かなり難しいことなんだと実感しました。ただ、それは素踊りの稽古をすればできるようになる、というものでもなくて。二才(若者)踊りにしろ、女踊りにしろ、普段から古典的な演目をしっかり踊りこなしていないと、素踊りで自在に切り替えることはできないんです。

もともと琉球舞踊の立方には「男踊り専門」「女踊り専門」という区分けはなくて、稽古のときは男踊りも女踊りも、古典舞踊も雑踊も、何でもやってるんです。だから素踊りは、実はいつも稽古場でやってることと同じなんだけど、それを1曲に凝縮すると流れもスピーディだし、すごく難しいものになる。つまり、年に一度「蓬莱」に取り組むことで、自分が普段から(古典舞踊を)どれだけできているか、できていないかが、はっきりと見えてくるわけです。その意味で、素踊りはまさに「自分が試される踊り」だと思います。

—-新しい芸能を作り出すには、昔からの伝統芸能をより深く学ぶ姿勢が大切、ということですね。

嘉数 そうです。だから「蓬莱」の公演では、素踊りだけでなく、古典舞踊や雑踊も披露しています。やはり舞台では「新しいものを作る」という挑戦と同時に、「自分自身の原点に立ち返って、芸を深めていく」という挑戦も必要だと思うんです。その両方に取り組める「蓬莱」は、立方として、とても刺激になる舞台ですね。

●「琉球舞踊ならではの素踊り」を見せたい

—-「蓬莱」のメンバーは6名ですが、皆さんのコンビネーションはいかがですか。

嘉数 「蓬莱」を始めて3年経ちますが、改めて振り返ってみると、年に一度、この6名で集まって踊ることで、知らず知らずのうちにお互い刺激し合っているんだな、と思います。6名のカラーはそれぞれ違うんですが、「あの人はあそこであんな舞台をやっている」「この人はここでこんな取り組みをしている」と知るだけでも、とても刺激になりますし、その6名が一緒に素踊りを踊るわけですから、やっぱりお互いに「合わせたい」という思いと、「負けたくない」という思いが出てくる。言ってみればみんな、「蓬莱」の舞台を目指して、1年の間、それぞれの公演や稽古に臨んでいるんじゃないでしょうか。

あと、この6名が全員同年代じゃないところがまた、とてもいいと思うんですよ。僕と阿嘉さんと佐辺さんが同年代で、他の3名は後輩になりますが、先輩としては後輩がどんどん伸びてくるのが見えれば「負けたくない」と思いますし、後輩達は逆に「追いつきたい」と思っている。それもまた、お互いにとっていい刺激になっているんじゃないかと。

—-素踊りの内容についても、皆さんでアイディアを出し合ったりしているんですか?

阿嘉 そうですね、「次回はこんな風にしたい」って言い合ったり、「こういうのはどんなね?」って意見を聞いたりしながら、いろいろと工夫しています。やっぱり前に進んでいかないと、リピーターもつきませんし、毎回ちょっとずつ進化させています。

—-では、東京公演に向けての意気込みをお聞かせください。

嘉数 沖縄の場合は、素踊りというスタイルそのものになじみがないので、「新しい踊り」として新鮮に受け止められてきましたが、県外では「素踊り」そのものはご存じの方も多いでしょうし、私たちの素踊りは、日舞の素踊りの技量にはまだまだ及ばないところもあると思います。ただ、琉舞の素踊りは、日舞の素踊りとはまた違う面白さもありますし、私たちも今現在のベストなものを出していきたい。今回の公演で「沖縄の琉球舞踊ならではの素踊り」の世界を、さらに一歩前進させていければと思っています。

阿嘉 やっぱり、東京には目の肥えた方々がたくさんいらっしゃると思うので、緊張もしますが、怖がらずに元気いっぱいに踊りたいですね。僕たちの舞台で沖縄の風や、沖縄の匂いを感じていただけたらと思います。

●伝統を継承しながら、新たな挑戦をしていきたい

—-ところで「歌鎖」と「蓬莱」は、どちらも流会派を超えた実演家の集まりですが、こういった活動が行われるようになったのは、わりと最近のことですよね。

阿嘉 そうですね。10年前だったら、違う流派や会派が集まって一つの公演を行うというのは、まずなかったと思います。

嘉数 そういう意味では、今はとてもいい時代ですし、こうやってのびのびと活動ができることに、とても感謝しています。最近は先生方も、流会派にこだわらず指導してくださる機会が増えたので、先輩方から習えるものはしっかり吸収して伝統を継承しながら、自分達でも新たな挑戦をしていくことが大切かなと。今後も『守りつつ、攻めていく』という姿勢で、沖縄の芸能を次世代に継承していきたいですね。

新垣 そう、次の世代の実演家を増やしていくことも、僕らの役目だと思うんです。空白期間ができてしまうと、伝統を受け継ぐことが難しくなってしまうので。最近は三線を弾く人は増えていますが、琉球古典音楽を学ぶ人は減っているように感じるので、もっと若い世代が「かっこいい」と思える芸能を目指したい。「歌鎖」も後輩たちの目標の一つになってほしいですし、僕ら自身もそうなるように、もっといい演奏をして、内容も深く掘り下げて、この公演を続けていきたいと思っています。

阿嘉 実は僕らが「蓬莱」を立ち上げたのも、次世代を担う子供たちに「琉球舞踊の世界には、僕らのような男性の舞踊家もいるんだよ」ということを伝えたかったからでもあります。僕らが子供の頃は、男性舞踊家といえば大ベテランの先生方しかいなかったし、「男の子が琉球舞踊を習うのは恥ずかしい」というイメージがあったんですよね。僕自身は幼い頃から琉舞が大好きで、親に頼んで5歳から道場に通い始めたんですが、小学校高学年になると「男で琉舞なんて恥ずかしい」という思いが出てきて、いったんやめてしまったんです。でも、やっぱり琉舞が好きな気持ちは抑えられなくて、高校生からまた習い始めて、今に至るわけです。当時に比べれば、最近は若手の男性舞踊家がどんどん出てきていて、活躍の機会も増えています。僕ら「お兄ちゃん世代」がもっともっとがんばって、子供たちに憧れてもらえる舞台を作っていきたいですね。

今回の東京公演を、「歌鎖」と「蓬莱」のメンバーは「江戸立ち」と呼んでいる。江戸立ちとは、江戸時代に徳川将軍と琉球国王の代替わりがあった際、琉球から慶賀使と謝恩使が江戸に派遣され、江戸城内で楽を奏し、演舞を披露したことを指す言葉だ。琉球古典音楽と琉球舞踊、共に琉球王国時代から伝わる華やかな芸能を、旬の実演家が東京で披露するこの「江戸立ち」公演。見応え十分の舞台を、ぜひ生でご覧いただければと思う。
(取材&文:高橋久未子/撮影:大城洋平)

◆琉球古典音楽 歌鎖/琉球舞踊 蓬莱
日時:2019/7/13(土)、14(日)共に歌鎖13:00開演、蓬莱17:00開演
場所:紀尾井小ホール(千代田区)
料金:一般6,000円/大学生以下3,500円/昼夜通し券11,000円(当日各500円増)
※昼夜通し券はシアター・クリエイトのみで取扱い
問合せ:シアター・クリエイト TEL.090-3074-8295

◎歌鎖(写真左ブロック):新垣俊道/大城貴幸/喜納吏一/平良大/玉城和樹/仲尾勝成/仲村逸夫/和田信一
◎蓬莱(写真右ブロック):阿嘉修/嘉数道彦/玉城匠/大浜暢明/佐辺良和/上原崇弘
※共に前列左から後列右へ順に

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